<Header>
<Author: 白居易>
<Title: 香鑪峰下新置草堂即事詠懷題於石上>
<Format: 格式不明>
<Year: 2011>
<BookName: 白楽天詩選（上）>
<Translator: 川合康三>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 香鑪峰（こうろほう）の下（もと）、新（あら）たに草堂（そうどう）を置（お）き、事（こと）に即（そく）して懐（おも）いを詠（えい）じ、石上（せきじょう）に題（だい）す>
<BookPage: 317-321>
<UsedPage: 5>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
香鑪峰北面，
遺愛寺西偏。
白石何鑿鑿，
清流亦潺潺。
有松數十株，
有竹千餘竿。
松張翠繖蓋，
竹倚青琅玕。
其下無人居，
悠哉多歲年。
有時聚猨鳥，
終日空風煙。
時有沈冥子，
姓白字樂天。
平生無所好，
見此心依然。
如獲終老地，
忽乎不知還。
架巖結茅宇，
斵壑開茶園。
何以洗我耳，
屋頭飛落泉。
何以淨我眼，
砌下生白蓮。
左手攜一壺，
右手挈五弦。
傲然意自足，
箕踞於其間。
興酣仰天歌，
歌中聊寄言。
言我本野夫，
誤爲世網牽。
時來昔捧日，
老去今歸山。
倦鳥得茂樹，
涸魚返清源。
舍此欲焉往，
人間多險艱。
<End Poem>
<Translation>
香炉峰の北面、遺愛寺の西側。
白い石は実に鮮やか、清らかな水は涼やかに流れる。
松の木が数十本あり、竹が千にあまるほどある。
松は緑色の傘を開き、竹は青い瑯取の玉を並べる。
その下に住む人もないまま、借しいことに長い年月が過ぎた。
時には猿や鳥が集まり、日がな一日、風が舞い靄がたなびく。 ここにうらぶれた男がいる。姓は白、字は楽天。
日頃愛好するものとてないが、この地を見て心が惹きつけられた。
終の棲家を見付けたかのように、思わず帰るのを忘れてしまった。
岩に立て掛けて草葺きの小屋をしつらえ、谷間を切り開いて茶畑を開いた。
何によってわが耳を洗うのかと言えば、屋根には滝の水が飛び散る。
何によってわが目を清めるかと言えば、みぎりには白い蓮が花開く。
左手には酒壺を携え、右手には五絃琴をひっさげる。
どっかと構えて心満ち足り、その場に足を投げ出して居座る。
興高まれば天を仰いで歌う。歌のなかにいくらか思うところをこと寄せた。 ――わたしはもともと田舎者。それが何かの間違いで世に囚われた。
機会到来して天子のおそばに仕えたが、年老いて今や山に帰った。
飛び疲れた鳥が茂みを見付け、干上がった魚も清冽な水源に返るように。
この地を棄ててどこに行こうというのか。人の世は苦難ばかりなのだから。 
<End Translation>
<Formatted Translation>
香炉峰の北面、
遺愛寺の西側。
白い石は実に鮮やか、
清らかな水は涼やかに流れる。
松の木が数十本あり、
竹が千にあまるほどある。
松は緑色の傘を開き、
竹は青い瑯取の玉を並べる。
その下に住む人もないまま、
借しいことに長い年月が過ぎた。
時には猿や鳥が集まり、
日がな一日、風が舞い靄がたなびく。
ここにうらぶれた男がいる。
姓は白、字は楽天。
日頃愛好するものとてないが、
この地を見て心が惹きつけられた。
終の棲家を見付けたかのように、
思わず帰るのを忘れてしまった。
岩に立て掛けて草葺きの小屋をしつらえ、
谷間を切り開いて茶畑を開いた。
何によってわが耳を洗うのかと言えば、
屋根には滝の水が飛び散る。
何によってわが目を清めるかと言えば、
みぎりには白い蓮が花開く。
左手には酒壺を携え、
右手には五絃琴をひっさげる。
どっかと構えて心満ち足り、
その場に足を投げ出して居座る。
興高まれば天を仰いで歌う。
歌のなかにいくらか思うところをこと寄せた。 
――わたしはもともと田舎者。
それが何かの間違いで世に囚われた。
機会到来して天子のおそばに仕えたが、
年老いて今や山に帰った。
飛び疲れた鳥が茂みを見付け、
干上がった魚も清冽な水源に返るように。
この地を棄ててどこに行こうというのか。
人の世は苦難ばかりなのだから。 
<End Formatted Translation>